07/31為替と今後の景気動向 米指標は好調。先行きは良好
昨日の米指標「 四半期実質国内総生産(GDP、速報値) [前期比年率]」は非常に良い数字アメリカ経済の立て直しが見えてきています。こうなってくると期待されるのが利上げなのですが、利上げがいつくるのかが一番の問題になってくるでしょう。
実際問題、米利上げについては4月の段階からずっと言われ続けています。どの状況になった時に利上げが行われるのかはFOMCとFRBのイエレン議長次第ではありますが、タイミングが読みにくいのは非常に辛いところです。ただし、利上げは行わなければいけないはずなのでどのタイミングで来るのかを注意深く観察しておいたほうがよいでしょう。
ドルが好調なのに円安が進まないのはどうして?
※画像はYAHOOファイナンスのチャートを利用させて頂いております。
指標が好調で本来ならドルが強くなり124円台半ばよりも上昇する事も考えられましたが、上昇は124円台の半ばまで、今日の日本市場でも大きく値動きはしていません。どうして上を抜けなかったのか、大きな理由として日経平均が堅調だったことが影響していると考えられます。
もうひとつの理由としては市場が混乱から抜け切れていないのもあるのではないでしょうか。ギリシャリスクから始まり、中国の株価大暴落は未だに続いているので、市場が混乱から抜け切れていないのではないかということも考えられます。
こうなってくると利上げまで125円台に突入する可能性は少ないのではないかとも考えられるのが怖い所です。月末の指標発表、月初めの指標発表と売り、買いとどちらに動いてもおかしくない展開が続くので狙い目ではありますが、良い指標が出ても上値は固い可能性が十分にあるので注意しておきましょう。
今日の為替予測
月末の指標が目白押しで、午後からはユーロ加盟国の7月 消費者物価指数(HICP、速報値) [前年同月比]の発表等があります。どの通貨を狙うかは少し難しいかもしれませんが、それでも狙い所ではあるので情報は集めておきましょう。
ギリシャリスクもあったので数値自体はあまり期待はできませんが、ドイツは好調なのでその辺りも加味していかないといけません。バイナリーオプションで投資をする場合は短期のオプションでの投資ならトレンドを見てから投資をしても十分に間に合うので、まずは流れを見るのも戦略でしょう。